お知らせ・活動内容

心理スタディ~本読み会~【2019年4月22日開催】

◇2019年4月22日◇

午後のプログラムで、心理スタディ「本読み会」をはじめて行いました。

「ソーシャル・マジョリティ研究」という本の第1章「人の気持ちはどこからくるの?」を途中まで読みました。

この本は、マジョリティ(多数派)のコミュニケーション形式を専門家が当事者に向けて解説する本です。「多数派の人たちはこのようにコミュニケーションをしている」というのを理解して、マイノリティ(少数派)の当事者が自分のコミュニケーションにいかす、という目的の本です。

板書です。自分の気持ちや人の気持ちの理解は、感応する身体と、それを理解する文脈とが必要とのことです。ある身体反応が生じても、それを意味づける文脈がないと、その身体反応は意味づけがされず宙に浮きます。身体は置かれた状況を受け入れるように態勢(構え)を備える、など。

人の気持ちを理解するのに、相手の状況や相手の文脈に自分の身を置き、そこで自分の身体がどう感じるか(感応)、それとともに知的な理解(頭)で文脈や意味づけをしていく。相手の気持ちに共感するのに、とても整理された感じがしました。

参加者の感想は「勉強になった。自分の気持ちがわからないことがあったが、いろいろな人と関わったりすることが大事であることがわかった」などの感想が寄せられました。

みんなで本を読む、という難しいプログラムでしたが、参加された方はそれぞれに有意義に感じたようです。ご参加、お疲れ様でした。(#^.^#)