◇２０２０年３月３０日◇

午後のプログラムで、デイケアスタディ「自分のことを知ろう！」（メタ認知）を行いました。デイケアの心理士で行いました。

メタとは上位という意味の言葉です。メタ認知とは、自分の認知の傾向をその上位から見る視点です。「私ってこういうふうに認知する傾向あるよね。気を付けよう」との視点を得ようというものです。

①体の感覚に気づく・・・「何か胸に違和感を感じる」

②最近あったことを思い出していく・・・「イベントプログラムを企画進行した」「天気が悪くて外出できなかった」

③その事柄に関してもっと深く考える・・・「一人で準備をした。盛り上げようと思って出し物をした」

④自分の理解を深める・・・「自分が思うように物事を進めていきたい傾向が強い」

以上はあるスタッフの例ですが、身体感覚を手掛かりにして、そこから出来事を思い浮かべて、自己理解につなげていきます。このようなワークを何回か行えば、おのずと自分の傾向が浮かび上がってきます。

メタ認知とは、自分の傾向に気づいた自己概念の部分と、瞬間瞬間に自分にブレーキをかけていくもう一人の自分の側面とがあります。

少人数で行ったデイケアスタディでしたが、少人数ゆえに一人一人がたくさんしゃべって、楽しい会となりました。また行っていきたいと思います。(^^)