心理スタディ・共同作品作り
◇2018年10月31日◇
午後のプログラムで、心理スタディ・共同作品作りを行いました。
参加者はスタッフ入れて8~9名。まず①スクイグル、その後②俳句づくり、最後に③物語りづくりを行いました。
スクイグルは①1人一枚、A4の紙を手にして、マジックで枠を書きます。②その紙を左隣りの人に渡し、次の人がなぐり書きをします。③これを繰り返して3人ほどがなぐり書きをします。④その後、4人目の人から線の中から絵を見つけてマジックで縁取ったり色を塗ったり書き足したりしてアイテムを書いて行きます。一周したら作品の完成です。
これが作品途中のものです。こんなふうに進めました。
題名「もじゃもじゃくん・秋」。
題名「すずしさ」。
題名「犬とはっぱ」。
続いて②俳句づくりを行いました。最初の人が五、次の人が七、三人目の人が五を書きます。
他には「わかいころ 君と行ったね なつまつり」「ハロウィン にぎわう町の たべのこし」
「秋の田の 稲穂たれたり こがね色」「秋晴れの すがすがしさに 心和む(こころわむ)」など。
最後に③物語づくりを行いました。これは、原稿用紙に、最初の人が一文または一段落または一語を書き、次の人がそれに続けて書き、一周したら作品が完成するものです。
こんな感じで書き足していきます。秀逸だった作品をご紹介します。
物語1「ある晴れたうららかな日に、ふと見上げると木の葉が色づき始めたのに気がついた。どこかに行きたい気分になった。温泉でも行こうかなと思った。電車にゆられて窓の外を見ながら駅弁を食べる。
北海道はもう雪がふってるとテレビでいっていた。今年は雪が降り、子供たちがかまくらを作り、その中でみかんをみんなで食べる、雪ん子かな。
北海道以外に行こうと思う。どこがいいだろう?それとも、行き先を決めずに、木の葉の色づきを見ていようか」
物語2「今日で十月も終わり、時のたつのが早く、あと二か月で今年も終わり。衣替えや布団干し。冬の仕度に取り掛かる。
若者は新年のことを「あけおめ」と言っているのにはまいったよ。若者よ、今は葉書でなく、メールであけましてとする、時代かな。
お年玉をあげる年だな。「おとあげ」。
「メリクリ」のあとはお正月。「あけおめ。ことよろ」。
やはり年を重ねたなとつくづく感じた。でも、自分にも今まで生きてきたんだという自負がある。
よーし、もういっちょう頑張ってみるか。明日に向って笑顔で進もう」。
みなさん、黙々と原稿用紙に向かって書いていました。すごく楽しい時間でした。(*^_^*)